跳慮跋考

興味も思考も行先不明

2017-12-09から1日間の記事一覧

哲学

この一連の文章は物質的・構成的な「心」の理解を目指すものであるから、「イデア」「神」といった物質とも精神とも乖離した超越的存在には否定的な立場を取る。 例えば「我思う、故に我在り」として自己の存在のみを公理として置いたかにみえるルネ゠デカル…

認知文法

二十世紀中頃の、プラトン的で「固い」言語学に反発する認知言語学の一派として、ロナルド・ラネカーは認知文法を提唱した。プラトン的とは即ち、言語を超越的な、人間の活動とは独立に存在するとする考え方である。認知革命は世界の法理に通じるロゴスであ…